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エキサイティング面談録  忘年会の後に・・・

エキサイティング面談録

12月に入り忘年会のシーズンになってきました。

 

そろそろ大概の役所も部署ごとに忘年会の出席者確認をしている時期かと思います。

 

もちろん費用は各職員負担です。

ちなみに今どきの役所で公費で忘年会をしているところなんてありえないです。

(「職員の互助会へ」という名目でほんの一部の費用負担してくれたりはあります。

もちろんこれについては何の問題もありません。)

 

そして、この時期になると毎回思い出すのは上司に生活保護課の課長に

二次会として連れていかれたスナックの事件です。

 

忘年会終了後、保護課の課長とスナックへ… そこで目にしたものは

忘年会が終わり、まだ21時半ということで二次会に行こうと誘われたときのことです。

 

幸い翌日は休みということもあり

 

「少しだけなら」

 

ということで課長とケースワーカーA君の3人で二次会のスナックに行くことになりました。

 

1次会の場所から歩いて行けるスナック街に到着すると、見たことのない新店がオープンしていました。

課長はボトルキープしているお店があるのでそこに行きたかったようですが

A君が

 

「せっかくなので新店に行ってみませんか」

 

と新店を希望しました。

私はどっちでも良かったのですが、まあせっかくなので新店を希望し、多数決にて新店で飲むことに。

 

なんとなく初めて行くところのスナックはドアが開けにくいものです。

課長開けてください、いや選んだ君たちが開けてよ と小問答の末

言い出しっぺのA君を先頭にしてお店のドアをゆっくり開けました。

 

A君「すいませ~  うぇぁわ!?」

 

開けるなりA君が変な声を出してドアを開けたまま立ち止まりました。

 

私「(そんなヤバイママさんがいたのか??)」

 

と思い、私が後ろからのぞき込むと、なんとカウンターの中にいたのは

 

A君の担当する生活保護受給者Kさん

でした。

 

 

 

店内にはちらほらお客さんもおり、ママさんと思われる方も別にいたため

Kさんには週明けの月曜日に役所に来てもらう事を約束し

二次会という雰囲気ではなくなったためそのまま解散となりました涙。

 

 

後日、Kさんに事実の確認をすると

・姉のお店がオープンし、手伝いを頼まれていたので手伝っていた。

・給料は貰っていないので別に言わなくてもいいと思った。

・たまたまあの日だけいたのであってずっといるわけではない。

との弁解が。

 

色々とツッコミどころのある説明だったのですが、実はKさん

「精神的に不安定なため就労は不可」

と医師から就労を止められており、療養中の身だったのです。

 

 

最終的には給料をもらっていたこともバレてしまい

相当する生活保護費の返還をしてもらいました。

もうここまでいくと立派な不正受給です。

 

 

飲みに行った際に生活保護受給者とばったり会うのは割と多かったのですが

就労している人とばったり会ったのは初めてでした。

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