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エキサイティング面談録~このお金は老後のため~

エキサイティング面談録

ある日窓口に来たおばあ様のお話し。

 

窓口にて「生活保護を受けたい」と開口一番おっしゃられたので

かなり困窮している状況と思い、面談室に案内し相談に入りました。

 

収支状況について確認したところ、年金はあるが、ほんのわずかに支出が上回ってる状況でした。

預貯金もないとのことで、身寄りは兄弟が遠くにいるのみで援助も期待はできないとのこと。

生活保護になるかならないかギリギリのラインでしたが、保護申請の旨があったため

申請書一式を配布し、記入方法を説明し、不明点は一緒に確認して記入を進めました。

 

そして資産の確認のため、通帳のコピーを取らせてもらう旨説明し、通帳をお預かりしました。

 

私「全ページのコピーはちょっと時間かかるんだよなー。」

 

などと思いつつお預かりした通帳4冊ほどを開けてみると・・・

 

私「預金すげえある!!!!!」

 

びっくりして変なトーンで言っちゃったのを覚えています。

余裕で私の年収なんぞぶっちぎるほどのお金があったので慌てて面談室に戻りました。

 

私「預金ないとおっしゃったのに、通帳にお金いっぱい入ってますよ。」

と聞くとお婆さんの回答は

 

「それは老後のお金だから手を付けられないの・・・」

 

 

お婆さん!!!あなた76歳!!!!老後は今!!!!!

 

 

 

その後はもう一度生活保護制度を説明し、資産を大事に使ってもらって

それでも生活が立ちいかなくなった場合は必ず相談にくるようにお願いをしました。

 

まさか面談室で8桁の預金通帳を見ることになるとは思いませんでした。

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