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【第4話】健康で文化的な最低限度の生活 感想や気になった部分など

健康で文化的な最低限度の生活 感想

今回の放送は母子家庭世帯についての話でした。

 

内容についてはちょっと思っていた感じと違いましたが、実際にもあるケースだったかなと思います。

保護費の支給額についてはあまりドラマ内では言及しないスタイルなんですかね。

 

母子家庭世帯のケースについて

今回はマザコ・・・お母さん想いの七条が中心の話でした。

 

○岩佐の娘を預かり、キッズスペースで面倒を見る半田

→ドラマですのであまりこういうことはしないと思います。面談室でよほど暴れまわってたりする場合は、お母さんも安心して相談できなかったりするので、そういう場合は少し面倒を見たりはしていましたね。

 

○岩佐娘のおままごと中のお母さんの真似

えみるはこの件については即座に七条に報告するべきでした。というか、この真似を見た時点で岩佐の精神状態が良くないことに気付かなければいけません。

 

○京極「稼働年齢層の実態把握について実施します」

→稼働年齢層とは、医師からも働けますと意見をもらっている就労可能者の事です。それらについて就労の進捗状況確認をします。

 

○ちょっと貧血で面接にいけなくて・・・。  いずれ世界をまたにかけて・・・。

→就職は決まる人は本当にパパッと決まって、パパっと脱却していきますが、やはりなかなか面接までもいけない方がいます。脱力してしまいますが、根気よく就職に向けて支援していかねばなりませんね。

 

○自分の口から助けてって言える人はなかなかいない。

→私はケースワーカーに携わる前は、あれをしてほしい、これをしてほしい、もっと支援してほしいといった要望が多いものかとばかり思っていました。しかし、実際には遠慮して言い出せないお母さんの方がずっと多く、私が思っていたようなあつかましいお母さんなんてほとんどいませんでした。

 

○京極「連絡が取れないようならば生活保護の廃止も考える」

→ケースワーカーとの接触について明らかな拒否が見られる場合は停止、廃止もあり得る話です。その後、スーパーで七条は岩佐を見つけ話しかけるわけですが、あの際はもっと優しく話しかけるべき場面でしたね。

 

○岩佐「私は生活保護をもらうような人間じゃないんです。」

→このフレーズは結構面談中に言われることがあります。ですが、岩佐のように本心から言っている場合もあれば、とりあえずこう言っておけば逆に保護をうけやすくなるだろうと計算して発言する方も中にはいます。いずれにせよこのフレーズが出た際は生活保護制度の権利、義務についてしっかりと理解してもらう必要があります。

 

○えみる「人の死がこんなに身近にあると思わなかった。」

→ケースワーカーをする上で、担当ケースの死は必ずといっていいほど経験することになります。中には先週元気に会話をしたのに、突然亡くなったりするケースもあるから大変です。逆に役所の業務の中で、これほど人の死が近い仕事はないと言えます。

 

○七条が精神科を案内するも受診について岩佐は拒否

→岩佐は拒否してしまいましたが、厳密にいうとこれは保護のルール違反です。診断命令は原則として受診をしなければならず、拒否した場合は指導がされます。岩佐のように精神科について拒否反応をしめす保護者の方もいるので、そういった際は同行支援を行うなどして受診に繋げましょう。

 

○岩佐の自宅電話に七条が携帯から留守番電話を入れるシーン

→福祉事務所のスタンスにもよると思いますが、基本的には自分の携帯電話で保護者に連絡はしないほうがいいかと思います。熱血ケースワーカーの人は携帯番号を教えて、いつでも連絡していいですから!なんてする人もいますが、休む時は休まないと潰れかねない仕事なので基本的には職場の電話からのみ連絡をし、真にやむを得ない場合のみ自身の携帯電話を使用していました。

 

○心療内科で医師と話す七条

→素晴らしいドクターですね。ドクターは多忙な方ばかりですので、なかなかアポイントを取ることはできず、なかなか面と向かって、保護者の事についてお話しできる機会は多くありません。以前の記事にも書きましたが、タイミングや質問を間違えると怒られたりすることもあります。ドクターとは普段からの関係作りが大事ですね。

 

 

 

週をまたぐのかと思いきや、最後は上手にまとめた形になりました。

安達祐実さんの演技も久しぶりに見ましたが上手でしたね。

七条君の涙にも危うくもらい泣きするところでした。

 

 

来週は漫画にもあった扶養義務についてのお話です。

漫画通りの展開であれば、なかなかびっくりするオチなのでぜひ見てほしいですね。

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