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【第9話】健康で文化的な最低限度の生活 感想や気になった部分など

健康で文化的な最低限度の生活 感想

最初のほうは細かな用語の解説もドラマの中ではありましたが、最近はあんまりそういう解説もなく

ドラマ色が濃くなってきたなあ… と思ってたら来週最終回のようでびっくりしました。

視聴率も他の局と比べるとだいぶ低かったようですね。

ドラマは普段から見ないので演技力云々については正直なんとも思わず見れていたのですが、もっと色々なケースについて話を広げてほしかったと思います。

 

今週は子ども貧困問題についての話でした。

 

こどもの貧困問題について

○まりか「私も生活保護うけれますよね」

→よくよく話を聞くと先週から一緒に住んでいるとのこと。いずれにせよ同居の事実が認められる場合はまりかの資産について確認を行い、十分な資産、生活できるお金がある場合は同居した日をもって保護廃止し、保護費の返還になるケースですが、逆にお金がない状況の場合は保護人員増という形で同居した日に遡って保護費が支給されます。

 

○子ども支援課にお願いするえみる

→小学校、中学校の子どもがいる保護世帯については子ども支援課との連携、情報交換が重要になってきます。ケースによっては保護課よりも子ども支援課のほうが関係が密になっていることもあるため、子ども支援課から詳細な情報が入ってくることもあります。

 

○まりか「子どもを産んだことないあんたに何がわかるの」

→こういった「○○したことないのにあんたに何がわかるんだ」系の言葉は面談でも結構出てきます。逆にしたことがないからこそ、話を聞いて共感、理解をする必要があります。経験がないことについて後ろめたい思いをすることは全くありませんので、しっかり話を聞くようにしましょう。ただ、話の内容については深追いすると保護者のトラウマに足を踏み込むようなこともあるので、その辺りはケースバイケースです。

 

○半田「産まないという選択肢もある」

→せっかく授かった命ですが、産んだ後のこともよくよく考えなければいけません。私も担当していたケースのお母さんが妊娠したされた事があり、子どもについてどうするか協議したことがあります。出産に対する扶助等も説明しましたが、結局は「産まない」という選択をされてました。いずれ記事にしたいですね。

 

○学習支援を行うえみる達

→今の今までスルーしてましたが、これって生活保護業務なんですかね。学習支援プログラムの一環で組んでいるのかもと思いましたが、生保世帯以外の子どもたちも一緒に勉強しているように見えます。業務終了後のボランティアなのかもしれませんね。

 

○ケアマネージャーから電話を受けるえみる

→いまさらですが、本当にあちこちから電話がかかってきます。保護者、ケアマネージャー、病院、警察、大家さん、保護者の親族…etc。最初の頃はそれぞれの関係者の名前を覚えるのに必死でわけがわからなくなりました。ケアマネージャーもそれぞれの保護者毎に違ったりするので、○○さん担当のケアマネージャーって誰だった??なんて事で最初は名刺入れを手放せませんでした。

 

○明かされた半田の過去

→産む、産まないについては上司も交えて、両者でしっかりと話し合ってどうするかを決めるのが通常だと思いますが…。ドラマの描写だと半田が一人で暴走して、一人で自爆したみたいな描かれ方になってて釈然としません笑。

 

○守衛さん「さっき義経さんに小学生くらいの子が会いに来てましたよ。」

→このように定時終了後にだれかが訪れてきた場合、重要そうな事象であれば守衛さんがたまに言いに来てくれてました。といってもほとんどは翌日出勤時の朝イチで言いに来てくれる形でした。余談ですが、有害鳥獣担当をしていた同期は市民から「道路で鳥が死んでいる。鳥インフルエンザかもしれない。」という通報があったため、夜中の4時に守衛さんから電話がかかってきて現場に向かわされたそうです笑。

 

○梓「お金がはいってないんですけどぉ!?」

→事前に乗り込んでくるのが想定できている場合は落ち着いて対処できますが、いきなり来た場合は経験からある程度慣れていても正直相手によってはこっちもビビッてしまうのが本音です。部下の手前、平然としてても内心はドキドキしていたり汗。今回の場合は、明らかに保護者側に過失があるのでやりやすいパターンですが、中にはそんなこともおかまいなしに我を通す人もいるので一筋縄にはいきません。

 

 

次回予告で「最終回」と出てびっくりしました。

冒頭にも言いましたがもっと色々なケース、ケースワーカーのメンタルケアなんかにもスポットを当ててほしかったですね。

次回の放送でどのような結末を迎えるか楽しみです。

 

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