今年は台風の勢力が特に強いですね。
もう終わりかなーと思っていたら、なんと日本列島横断コースのようで・・・。
さて、台風が来ると大雨による洪水、防風による倒木などが発生します。
地域によっては浸水、土砂崩れの恐れもあることから避難勧告が出ることも。
そういった際には役所が率先して情報を発信し、地域住民に呼びかけます。
では、その現場について実際にどんな感じなのか簡単に紹介したいと思います。
災害時の出動について
①台風が来そうなときはお酒は飲まない
台風が休日、もしくは深夜帯に接近するときは必ず課長から係員に「飲酒は控えるように」と指示がでます。
出動要請が出た時にアルコールが入っていては車を運転できませんからね。
②必ず全員が出動するわけではない
台風の規模や川の水位などを参考に出動する人員数を決めています。
私の役所では係内を1~7班程度に分けて、1班のみ、1~3班のみ、全班出動などと状況によって人数を変えていました。
また、全員解散後に被害状況が思ったより大きかった場合は再度一部人員を招集したりすることもありましたが現場の職員は皆「じゃあ帰らせるな!!」と怒ってました。もちろん私も怒りました笑。
③出勤の際は基本的に代休取得優先
残業代が出るかと思いきや、基本的には代休での消化となります。
4時間を超えた時間、もしくは7時間を超えた時間から残業代をつけることができます…が、残業代を支給するのが嫌な課長はキリのいい時間まで待機させておいて、うまく代休処理におさめたりしていました。
残業代が増えると課長は怒られますからね。でも、なかなか代休って取れなかったりするんですよ。部署によりけりですが。
ちなみに私の役所で「退職までに一度でも有休の日数を0にしたことがある人」は10%前後くらいでした。
④各課によって担当する災害業務がある
生活保護の部署は「福祉」に関連する部署のため
・避難所の設立
・救援物資の搬入
が主な役割でした。
とはいえども、私が福祉部署にいた際に避難所を解説したのは数えるほどで、幸いなことにそれほど強い勢いでもなかったため、結局避難所にこられたのは10人前後くらいでした。
被害がないのはいい事なのですが、実際にものすごい災害が起こった時に避難所の対応ができるかと言われたらちょっと自信はなかったですね。
他に道路や河川の整備関係の部署の場合はライト付きヘルメットをかぶり、市町村内で危ない箇所はないか車で見回りをします。
この際に倒木があった場合は車に乗せているチェーンソーで伐採をしたりとザ・最前線な感じでとてもかっこいいです。
長引いたりすると部長級が気を使っておにぎりをたくさん買ってきてくれたりして助かりましたね。
タイミングが悪いと18:00に家に帰って20:00から緊急出動で4:00に解散になって、そのまま朝8:30から通常業務なんてこともあったりします。
なので災害後に役所に行った際、職員がうつろな目をしていたら優しくしてあげてください笑
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