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エキサイティング面談録~24時間もたなかった2万円~

エキサイティング面談録

5月26日に放送のあった水曜日のダウンタウンを見てみました。

 

その中で

「パチンコ屋店員の休日の過ごし方第1位 パチンコ説」

というのがありました。

 

あまりパチンコには興味はないので

「流石に休みの日までパチンコはしないだろう。」

なんて思っていたら、結果を見てびっくり。

ほとんどの店員さんが休日もパチンコをしていました。

 

中には出勤前や出勤後にパチンコをするなど、もはや生活の一部になっているようです。

 

「ここまでくると体が勝手にパチンコ屋に行っちゃうんだろうなぁ。」

なんて思ってて、ケースワーカー時代のことを思い出しました。

 

思い出した事 24時間もたなかった2万円について

最初に連絡を受けたのは村の自治会長さんからでした。

 

自治会長「会社が倒産して、一家離散してしまい、旦那さんだけが家にいる。

収入もなく、生活がぎりぎりのようなので一度相談にのってほしい。」

とのことでした。

 

家に向かい、その方と出会いました。(名前は仮にAさんとします。)

Aさんの手持ち金は2万円しかなく、それが最後のお金のようでした。

電気水道ガスは止められてはいませんでしたが、それも時間の問題であったため

困窮状態にあると判断し、生活保護の申請意思があったため、その場で記入いただき、受理をしました。

 

2万円の手持ち金があるため、保護の決定がおりるまではそのお金を大事に使うようにお願いをしました。

Aさんからも「10日くらいなら大丈夫です。」とありましたが、念のために何か急に物入りになり

お金が無くなった場合は遠慮なく連絡をするようにお願いをしました。

 

 

 

 

 

 

その翌日のことです。14時ごろに窓口にAさんがこられました。

窓口に座られるなり開口一番

 

「お金が無くなってしまいました。どうにかなりませんか。」

 

 

 

ちょっと待ってください。昨日2万円ありましたよね。財布の中にあるのは確認してます。

どういうことですか。

 

Aさんは言いました。

 

 

「最後にパチンコに行って増やそうと思って、無くなってしまいました。」

 

 

信じられませんでした。

こんな状況なのにパチンコに? 最後の手元のお金で?

車もないのに1時間もかけて歩いてパチンコ屋に?

まだ24時間もたっていませんよ?

 

 

結局は窮迫状態になってしまったため、即日で保護を決定するとともに

食料を少し支給して支給日までしのぐように対応しました。

 

 

誤解なきように記載しますが、生活保護であってもパチンコをすることは問題ありません。

ただ、あくまで娯楽程度に楽しむまでがせいぜいです。

保護費支給日の翌日に全部パチンコに使ってしまうなんてことは許されません。

 

 

私がパチンコを嫌いになったきっかけの出来事でした。

 

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