昨日、役所を辞めて久しぶりに当時の同期と話す機会がありました。
色々と変化はあるようですが特に顕著なのは
超過勤務について特に厳しくなった。
と皆言っていました。
特に、生活保護の部署云々関係なく、役所全体で特に厳しくなっているようです。
超過勤務の申請、サービス残業について
通常、超過勤務の申請については、終業時間前に
「○○の仕事があるので、○○時頃まで超過勤務をします。」
と管理職(基本は課長級)に申し出て、それが認められて初めて勤怠簿に残業時間を付けることができます。
しかし、課長級は財政部署から
「残業時間は削減するように。前年度よりも必ず少なくするように。」
と強い指示がでています。
課長によってはこの超過勤務を削減すること自体が課長の成果目標になっていることも。
そうなると当然、課長級としては
「その仕事明日でいいよね。今日は早く帰りなさい。」
と、超過勤務をなるべくさせないように、超過勤務をそれとなく認めないようにせざるを得ません。
明日に回して仕事が回ればそれでいいのですが、そもそも回らないから超過勤務を申請するのです。
当然、明日に回してしまうと仕事が積もり積もっていく一方です。
その結果
職員が自主的に残って仕事を処理する
という、いわゆるサービス残業の状態になってしまうのです。
実際にタイムカードの写真を見せてもらいましたが、月の残業時間が120時間を超えているにもかかわらず
実際につけた残業については40時間とひどい状態の人がいました。
給与カットはしない!職員のモチベーションを大事に!とは言うけども…
市町村によっては
「職員のモチベーションを確保するために給与カットはしない!」
と、役所で働く職員の事を考えた取り組みをするところもあります。
しかし実際蓋をあけると、このように残業代の抑制をしているところは多いです。
これで
「我が市町村は黒字経営です!健全財政です!!」
なんて言ってたりするんですから笑うしかありません。
一番お金のかかる人件費について払うもん払わずにいたら誰でも健全財政にできるっちゅーねん!!!
労働組合が強ければまた違うんでしょうけどね。
労働組合が強すぎるとそれはそれでまためんどくさいんですが…。
機会あれば労働組合やら給与事情とか色々書きたいですね。
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