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【第6話】健康で文化的な最低限度の生活 感想や気になった部分など

健康で文化的な最低限度の生活 感想

前回の話の後編でしたので、今回は生活保護の制度等についての話は少なかったですね。

 

京極や半田、島岡がバチバチにやりあっていたシーンは見ごたえがあって、ドラマ臭が強かったきがします笑。

 

扶養義務調査について 後編

○ベッドに拘束されている島岡

→通常こういった場合は、親族の同意が必要ですが、自傷他害の恐れがある場合は担当医師が判断し、強制的に入院させることができます。

 

○息子からの援助不可について、心情を綴った手紙

→こういった手紙がついてくるのは稀ですが、あることはあります。文書中に使われている言葉遣いや字の綺麗さ、内容などでどういった人物なのかも見えてきます。この手紙をケースファイルに綴って、「息子からの支援拒否」として記録しておかなければいけませんね。

 

○半田「生きようとしたからこそ、窓口に助けを求めに来た。」

→生活保護の申請については、頑なに「行政の世話にはならない」と拒否する人がいます。申請については強制するものではないですが、生活保護は何があっても差し押さえられることのない権利です。必要な人にしっかりといきわたる制度であってほしいですね。

 

○京極係長同行で病院に訪問

→通常、訪問についてはケースワーカーが2名体制で訪問に行きますが、作中のように何か大きな事件、問題がある場合については係長(査察指導員またはSV)同行にて訪問をします。もちろんこれについてはケース記録にも記載し、年間の同行訪問件数についてもまとめなければなりません。

 

○えみる「人の人生がこんなに重いなんて」、「もう無理です」

→生活保護の面談を経験してつくづく思いますが、本当に「嘘でしょ!?」みたいな生き方をしてきた人が想像した以上におられます。そういった方々の支援をするのは一筋縄ではいかず、辛い思いをして、心が病んでしまい、そのまま仕事を休職してしまうケースワーカーもざらにいます。人の人生の重みを感じるのは重要ですが、その重みを自分でしょいこまないようにしましょう。

 

○息子の妻「主人に会ってほしいと思っています。」

→すでに思考が疑いモードにはいっていた私は「あ、これ妻が勝手にサプライズで母と会わせて、夫がブチぎれるやつか?」と思ってしまいました。普通にいい話で終わってよかったです。

 

○島岡父「この件は厚労省に報告する。」

→島岡父の行動を考えれば「どうぞどうぞ」としか言えないですね。とはいえ、いまだに相談時に「生活保護を申請したい」と意思表示しても、申請書を渡さない福祉事務所もごく稀にあるようですので、そういった際は厚労省や県の福祉課に報告してください。

 

 

 

次回は発達障害の生活保護者にスポットを当てた話のようです。

 

漫画にはなかったと思うのでドラマオリジナルかと思われます。

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