毎年3月末になると異動の辞令が出るぞ出るぞと職員みんながそわそわしていたものです。
私の役所では3月23日頃となかなかギリギリのため引き継ぎも一苦労でした。
しかし、他の役所では3月28日頃ともっとギリギリのところもあるようで驚きました。
逆に区役所だと2月末頃だとか。まあ職員数が桁違いなのでそれぐらいはやめないと直前にパンクしてしまいそうですもんね。
また、最近は4月異動に適さない部署については10月異動を行うなど、柔軟に時期をずらしているところもあるようです。
希望した部署に配属されることはあるの?
誰もが試験を受けた際に面接にて
「私は○○の部署にはいり、○○といった仕事に携わりたいと考えています。なぜなら…」
とその意気込みをPRしたことでしょう。
ですが、面接でいくら力強く熱烈にPRをしたからといってその部署に必ず配属されるわけではありません。
むしろ、配属される可能性の方が低いように私は感じました。
理由は様々でしょうが、適性検査の結果や面接時の佇まいなどから人事が「ここがまずは適所ではないか」と判断することが多いです。
あとはトコロテンのように、○○さんがここの部署に行くので、それなら□□さんがここ、するとここがあくので・・・、という風に埋めては異動し、埋めては異動しを繰り返すうちに最終的に新人がすっぽり入ってしまうなんてこともありますね。
入庁後は毎年11月~1月ごろに一応希望調査が行われ、自分が行きたい部署について意思表明をすることができます。
が、やっぱりあまり希望した通りには異動されないのが常です。
その一方で、秘書課、病院事務、ケースワーカーなど激務、精神的にきつい部署なんかはあっさりと希望が通ってしまったりすることも。
まあ、自らそういった部署に飛び込んでいけるような人はなかなか役所にはいませんでしたが…。
逆に希望して行った人たちはみんなヒョイヒョイと出世していきましたね。
役所にいるのがもったいないなあと思った人ばかりでした。
絶対嫌だ!と拒否した部署に配属されてしまった場合はどうすればいいか。
中には、全く希望していなかった。
むしろ、絶対そこだけは配属されたくなかったのになぜか配属されてしまった。
なんてことがあったりします。
そこで実際に仕事をしていくうちに「あれ、思ったよりいい部署だな」なんて思えればいいんですが
やっぱりやってみても自分にはあっていないと強く感じてしまう人も当然いるわけです。
必ずうまくいくとは限りませんが、そういう場合は課長級に一度相談に乗ってもらいましょう。
課長級が頼りない場合は部長級でもかまいません。なんならいきなり人事に相談に行ってもいいです(おそらく部課長はいい顔はしませんが笑)。
職員組合に加入しているなら、職員組合長に話してみるのもいいです。
合わない部署でも頑張って次の異動までに耐えることができるのが一番ですが
無理をして最悪休職になってしまうと貴重な戦力が部署から一人いなくなってしまいます。
相談に行く事は自分のためだけでなく、結果として課内、部内の改善にもつながりますので申し訳ないなどと思わずに気楽に相談してみましょう。
色々書きましたがケースワーカーの人は特にメンタル面に注意しましょうね。
査察指導員時代にも口酸っぱく言ってましたが無理して頑張る必要はありません。
考えすぎず、相手に引っ張られないように、要領をかましてケースワークしましょう笑。
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