エキサイティング面談録その③

それはある日のことでした。

収入を得たいが、仕事がなかなか続かないので相談に乗ってほしいと電話がありました。

とりあえず、仮にその方をAさんとよんでおきます。

私と先輩ケースワーカーの二人で対応をしました。

まずは窓口にて軽くAさんとあいさつをし、面談室に入ってもらいました。

そこで私は驚愕の事実にきずいてしまったのです。

「（臭っ！！！！！！）」

臭かったんです。とても。

部屋に入ってしまったせいで、においが封鎖され気づいてしまいました。

汗臭さを幾重にも発酵させたような匂いでした。思わず息を止めてしまいました。

面談もそこそこにし、最後にそれとなく

「身だしなみも大事なので、お風呂には毎日しっかり入ってくださいね。」

と言いましたが、あまり響いていなかったようです。

再度、相談に来られた時は前回相談時と服装が変わらず、臭いもそのままでした…。

その後、慌ててコンビニへ行きファブリーズを買って噴射しまくったものの、面談室は1日中臭すぎて使用ができなくなりました。