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生活保護手帳を制するものはケースワークを制す

ケースワーカー

みなさんは「生活保護手帳」なるものをご存知でしょうか。

 

「生活保護手帳」とは生活保護に関する業務の基本的知識、業務の内容について

こういった場合はどう対応するのが適切か、生活保護法に基づいてどう動けばいいのか

が示されているバイブル的な手帳となっています。

(購入についてはamazonで「生活保護手帳」と検索すれば2700円前後で購入可能です。)

 

基本的にケースワーカー1人につき1冊配布され、「別冊問答集」も一緒に配布されます。

ちなみに「別冊問答集」はより細かなパターンに対して回答が示されています。

 

私は配属1日目で本当になにをすればいいかわかりませんでしたが

当時の先輩から「生活保護手帳だけは全部覚えなくてもいいけど、ある程度読んでおくと

いざというときに そういえば手帳にあったかもな って対応ができるよ。」と言われ

それならばととりあえず読んでみたものです。

 

実際、ケースワークをする上で生活保護手帳は必須中の必須です。

私の尊敬していたベテランケースワーカーは困難事例でも生活保護手帳の中身を

うまく解釈したうえで都(もしくは県)に意見も聞き、うまく解決をしていました。

時には上司と意見が対立することもありますが、「生活保護手帳にはこう書いてあります。」

と示すことができれば上司もグヌヌとそれを認めざるをえないこともあります。

(上司とケンカしろと言っているわけではありません笑)

 

ケースワークの適切さと生活保護手帳の理解度は比例関係にあると言っても過言ではないです。

日々の業務に忙殺されなかなかゆっくりと読む時間は取れないですし、携帯するにも

年々分厚くなっていくため重く、持ち運びが手間ですが、知識量は自分に確実にプラスになって

返ってくるため、自分を楽させるためにも今後関連しそうな項目は読み込んでいきましょう。

読んでいるうちに「こんなレアな困窮パターンもあるけど、こんなトリッキーな解釈で

進めていいんかい!。」みたいな面白い発見もありますので。

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