「障害年金をもらっていると生活保護は受けれないんですか?」
現役時代はよくこういった質問をいただいていました。
私もケースワーカーになる前は
「障害年金をもらっているということは、収入もあるということだし、生活保護を受ける必要はないだろう。」
なんて思っていました。
ですが
障害年金をもらっていても生活保護の受給は認められています。
全く問題はありません。
え?障害年金ももらえて、生活保護ももらえるなんて、支給額は凄く多いんでは?
という方がいますが、そんなことはありません。
生活保護は言い換えれば「最低生活費に足りない分を支給する制度」です。
家賃がかからないような持ち家で、医療費もそれほど多くかかっていない場合は
障害年金のみで生活することも可能です。当然この場合は生活保護の対象にはなりません。
しかし、家賃もかかっており、医療費も自己負担額が高額になっている場合については
障害年金、障害厚生年金が支給されていても最低生活費に届かず、苦しい生活を送ることになります。
こういった場合については「最低生活費に届いていない分」について生活保護が適用されます。
例として、最低生活費13万、障害年金が月9万円支給の場合は4万円が生活保護費として支給されます。
(かなり簡略化しています。本来は他に加算があったりします)
もし、身の回りで障害年金を受けているけれども生活が苦しいという方がおられれば
一度相談に行く事を勧めてあげてください。
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