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借金がある場合でも生活保護は受給が可能です。

生活保護の申請

「生活保護って借金があったら受けられないんじゃないんですか?」

 

何を隠そう私がケースワーカーになった直後のセリフです。

 

生活保護課に初めて配属になった時は本当に生活保護については何も知らず

テレビやネットにあるような話を適当に頭に詰めこんでいただけでした。

 

借金があっても生活保護は申請ができます

あまりに基本的な事すぎて記事にするのを忘れていましたが、借金があっても生活保護は申請が可能です。

 

ただし

・家のローンなどの場合は家の売却をしなければいけません。

 (残額次第で認められる場合もあります。)

・保護受給中に新たに借金をすることはできません。友人、知人から借りてもいけません。

・保護受給中に「保護受給前に借りたお金」を返してはいけません。

 (ただし、滞納している家賃などを払わなければ退去になるといった場合についてはケースワーカーと相談の上で返済することは問題ありません。)

と生活保護法の中で定められています。

 

また、消費者金融から借りている場合については

「生活保護受給証明書」

を発行してもらい、金融会社に送付することで支払いについて一旦止めることが可能です。

 

たまに面談時に

「借金はありません。」

と言うものの、保護開始後に実は借金が・・・と言ってくる方がいます。

 

借金のあるなしは生活保護の実施方針を決める上で重要な要素です。

早めに実態をつかめば、法テラスにつなぎ債務整理を進めるなどしてケースワーカーも対応が可能です。

 

借金があることを黙ったままにし、生活保護費から返済をしてしまうとどうなるのでしょうか。

最低生活を下回ったお金で生活をしなければならず生活保護の意味がなくなってしまいます。

 

お金は計画的に借りるようにし、そしてしっかりと返済を行いましょう。

 

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