生活保護のケースワーカーを務める札幌市の男性職員が、担当する受給者の女性にセクハラ行為をしたとして停職2か月の懲戒処分を受けました。
札幌市によりますと、東区保健福祉部のケースワーカーの20代の男性職員は、先月、生活保護の受給者の女性を訪問した際、「好きです。付き合ってほしい」と告白し、不快感を与えました。
女性は、その日のうちに東区役所に苦情を訴えましたが、職員は上司に「そういう事実はない」とうそをついた上、翌日に上司に無断で女性の家を訪れ、「昨日のことはなかったことにして」などと事実の隠ぺいを図ろうとしました。
札幌市は、公務員の信用を失うセクハラ行為に当たるとして、19日付けで職員を停職2か月の懲戒処分としました。
数日経ってからネットでこの件についての反応を見ていました。
侵害派
「ケースワーカーと言う立場であることを利用している。職権乱用だ。」
「苦情を入れられた後に、さらに勝手に動いての取り下げ要求はダメだ。」
「好きになるのはしょうがないことだが苦情をもみ消そうとしたのはダメ。」
「断ったら支給を打ち切られるんじゃないかと不安になる。」
擁護派
「告白しただけで処分とは世知辛い。」
「生活保護から脱出できるチャンスだったのでは。」
「自分の体をはって生活保護から脱却させようとした。」
「普通に付き合うきっかけになる。」
「成功していたら馴れ初めになる。結局結果が全て。」
「日本はいつから自由恋愛禁止になったの。」
番外編
「イケメンならこんなことになってなかった。」
私はケースワーカーから担当していた生活保護の女性と結婚している人を知っています。
あまり深くは話せませんが、支援をしている内にお付き合いし、同棲、生活保護廃止となりその後結婚されました。今では一軒家に子ども達と幸せに暮らされています。
そういった実例があるため、心情的には
「ケースワーカーの子も若いし、口頭指導と担当替えでよかったのでは。」
と思ってしまいます。
しかし、これは立場を利用した行為になります。
「告白を断ったらどうしよう。生活保護が打ち切られるのでは、それはないにしても、細かな申請などが受理されなくなるのでは。」
と受け止められても仕方がありません。
また、20代男性職員は苦情について正直に認めて、上司と一緒に謝罪に行くべきでした。
それであればここまでの騒ぎにはならなかったと思います。
事実を隠蔽する=他の仕事でもミスをしたときに同じように隠してしまう
と捉えられてしまいます。
何かミスをした際は隠さずに直ちに報告しましょう。
そして謝罪が必要な時は上司を巻き込んで謝罪に行きましょう。
上司はその分給与をもらっているから気にしなくていいんです笑。
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