10月に入ったことで気温が下がり過ごしやすくなってきました。
秋になることで山が紅葉に染まり、トレッキングのイベントなどが盛んになってくるころですが
そこでこの時期よく問題になるのが「スズメバチ」です。
役所に勤めていたころにハイキングのイベントの応援に行ったのですが、ハイキング中にスズメバチに刺された人がいたため
イベントが一時中止になったのを思い出します。
もちろんスズメバチは山だけの話ではなく、私たちが生活する家の周り、木の周りに巣をつくることがあります。
自分の家ならば市販の駆除スプレーなどを使って駆除をすると思いますが、生活保護世帯の場合はどうなるのでしょうか。
スズメバチの駆除について
Q.被保護者が居住する住居にスズメバチが巣を作っている。この駆除にかかる費用について支給ができるのかどうか。
A.支給対象として差し支えありません。
解説
スズメバチはアナフィラキシーショックにより死に至る場合もある危険なハチです。
そのスズメバチの巣をそのまま放置することは生活保護者及び近隣住民の生命の危険にもかかわります。
そのため、安全な住まいを確保するという観点から駆除は必要と認められます。
(この場合、「住まいの確保」、「補修その他住宅の維持のために必要なもの」が対象となるため扶助の種類は「住宅扶助」になります。)
ちなみに金額の上限についてはお決まりの文句ですが「スズメバチの駆除のために要する必要最小限度の費用」となっています。
山林でのハチの駆除費用に関しては、専門の業者に頼むことで大体2万円~4万円程度の請求が来ていたようですが、私のいた福祉事務所では実際に駆除で支給した例はありませんでした。
ここだけの話ですが、私のいた福祉事務所ではそういった相談があった場合は訪問ついでにハチのスプレーをお借りしてちっちゃな巣であれば駆除したりしてました。もうどこまでが仕事の範疇なのかわかんなくなりますよね笑。
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