「十四日午前十一時半ごろ、名古屋市名東区上社二の名東区役所の女性職員から「職員が刃物で刺され出血している」と一一九番があった。刺したとみられる男は区役所職員らに取り押さえられ、名東署が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。署によると、刺されたのは生活保護を担当する男性職員(44)。背中を三カ所、手や脚を数カ所刺されて病院に搬送され、一〜二週間の入院を要するけが。」
続きは下記リンクより
名東区役所で職員刺される 殺人未遂容疑、74歳男を逮捕 (中日新聞)
続報を待っていたんですが8月に入っても理由、動機等の報道がないままです。
民生子ども課とのことで、児童福祉の係かと最初は思ったのですが
生活保護の担当部署でもあるようで、刺されたのは生活保護担当者でした。
最初に生活保護課に配属された時に先輩ケースワーカーから
「ここにはさすまたやネットランチャー、催涙スプレー、防刃チョッキとか
一通り揃っているけど、実際に使ったことはほとんどないぞ。
流石に防刃チョッキなんか使うことはないと思うけどな。」
なんて言われましたが今や防刃どころか防弾チョッキを導入したほうがいいかもしれません。
刃物を持ってくる人は当然怖いんですが他にもいろんな意味で怖い人がくるのが保護課です。
・突然服を脱ぎだし面談室から奇声を上げて出て行ってしまう人
・フルフェイスのヘルメットで窓口に来て、頑なに外そうとしなかった人
・虫かごにバッタをいっぱい入れてきて窓口でばらまいた人
・自分を某有名漫画家だと言い張り、漫画に描いてやるぞ!という人
etc…
危害を与えらえるのも恐怖なんですが、それとはまた別の恐怖感があって
なかなかスリリングな部署だったように思います。
研修などで心構えや話し方などの研修は受けるのですが、こういったイレギュラーで
我々の予想をアクロバット飛行で斜め上に飛んでいくような行動をされた時は
そういったものは役に立たないので「とにかく落ち着いてもらおう!」と
ひたすら傾聴したりしてました。
さすがに常時防刃チョッキの着用は不必要かと思いますが、役所の中でも肉体的、精神的に
危険な部署でもあるのでケースワーカーの方は無理をせず、辛いときは周りを頼って
自分が潰れてしまわないようにしてくださいね。
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